省エネ大賞受賞 設計者のひとりごと②
設計の中村です。
省エネ大賞受賞までのこぼれ話を連載で掲載しています。
①は1次審査の応募までのお話でした。
今回は、1次審査を通過して、2次審査のお話です。
2024年7月19日、1次審査通過の連絡がありました。
安堵が半分ですが、素直には喜べなかったです。
提出物と発表資料が盛りだくさんです。
2次審査は9月11日、東京の月島。
東京には本社の設計中は何度か行きましたが、久しぶりでした。
住んでいた頃には、月島を通る「りんかい線」も「地下鉄大江戸線」も無い時代でしたので、
色々キョロキョロしながらスマホを見るオノボリサンになります。
今年は暑い夏でしたが、スーツにネクタイ。
日頃、車にエアコンはありますが、東京では電車から降りたら歩くしかありません。
歩いたらエアコンはありませんね。
会場に入ってからわかったこと。
審査員10名の他に200名くらいの傍聴の方々。聞いてないし・・。
後から聞いた話では、申し込みが殺到し、すぐに満席になったようです。
約20分の発表+質疑応答で審査されます。
前半の技術的な部分は日建設計さん、後半の運用と普及活動は私。
お陰様で、年に30回も同じ話をしていますので、人が多くても同じでした。
質疑回答は、技術的には難しい内容が多かったですが、
私からの運用と普及活動はいつもの事を普通に話すだけです。
12時頃に発表が終わり、月島といえばもんじゃ焼き。
おいしゅうございました。
プレゼンテーション賞の発表、表彰式は17:30~。
日建設計さんは帰られました。
もし表彰されたら誰もいないと困るし・・。
4時間ヒマ。会場で聴講するにも満席だし・・。
オノボリサンへ。
月島から近い浅草とスカイツリーへ。
月島駅から、オオエドセン、コレドコイクノ?。
両国で降りて、近いと思った浅草は、夏は遠かったです。
浅草、ココハニホンデハナサソウデス。
そしてスカイツリーへ。
電車で一駅か、と思い、歩いたら汗でスーツはびしょびしょ。
展望デッキに上る時間は無かったのでまた今度。
余裕をもって月島へ戻り、ヒトリで会場へ。
たくさんの方々が受賞を待っています。
比較的大きな企業の方ばかりで場違い感も感じつつ、
手ぶらで帰りたくないとの思い。
汗を拭く間も緊張する間もなく、最初に呼ばれました。
登壇して賞状を頂いてきました。
講評では、
省エネは、活動を進めるとテーマが枯渇する。
どういうエネルギーをどうやって減らすか、
そしてそのコストがどうなるかを考える必要がある。
データを集めるだけではダメ。
それをどう活かすかが重要。
何をターゲットに省エネ活動をするか、を考える必要がある。
ZEB、ZEHに関しては、どうやって広範囲に広げるか。
地域に合ったZEB、ZEHの技術が必要。
そして、普及させる活動が重要である。
全部あてはまっていて、納得の受賞でした。
帰ってしまった日建設計さんはじめ共同応募の皆様、会社に連絡し、
これで受賞できる確率が上がったかな?、と、帰途へ。
3次審査は現場審査で、来てくれれば受賞確率は上がります。
来てくれましたので、続く③では、3次審査、現地審査のお話をさせて頂きます。
Writte by 設計部 中村